ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

その瞬間を言葉で留める

家族はいる
親しい人たちもいる
それでも感じる

孤独感。

わかってもらえない気持ち。

届かない想い。

見てもらえない寂しさ。

受け取ってもらえない主張。

不仲のはざまにいる辛さ。

耐え抜いてきた痛み。

報われない悲しさ。

自分で何とかしなければ。
自分が何とかしてあげなければ。

とほうもなく長い時間を
どれほど心は
頑張り続けてきたことでしょう。

大変であった日々が
長ければ長いほど
苦しければ苦しいほど

その心を癒していくには
セラピーでも
時間が必要になってくる人もいるかもしれません。

ただ、それぞれのそのプロセスにこそ
深い意義があるように感じているのです。

これまでの自分を労わっていくような…
自分で自分を大切に育てなおししていくような
愛を注いでいくような…

その歩みのなかで、

ピンで留めておきたいような
言葉が

クライエントさんご自身のなかから
生まれてくることがあります。

私の感覚でもう少し説明を足すなら

心と場が緩み
ステージが動くような
展開していくときに
そこに出てきた言葉であって

本当は言葉というより
それまでのプロセスをも含めて
そこに至ったその瞬間のことなのですが

そこをピン留めすることは不可能なので
言葉として
インスタやblogで残していこうかと
考えています。

許可を得ることができたとき
私の時間が可能だったときに限りますので
全てをアップできるわけではありませんが。

歩み進めていくうち
迷子になることもあると思います。

そんな時に、目印のように役立ってくれないかなと
淡い期待を込めて。

そして、
同じような境遇で
同じようなテーマを抱えている皆様にも

今現在、目の前で起きていることに
きつい想いを抱えている皆様にも

何かが届きますように、

大変だった長き日々が、
大変な今が、
プロセスを経て昇華し
これからのあなたの力となっていきますように

願いを込めて。



~ご案内~
◇cocoriseワークショップ
ファミリーコンステレーション


6月21日(土) 残席2
※キャンセルが出ました
6月22日(日) 残席3
詳細はこちら

◇ファミリーコンステレーション
ショートステップワーク


7月12日(土) 残席2
詳細はこちら

◇カウンセリング・セラピー
詳細はこちら



https://www.instagram.com/therapyroomcocorise


私のネガティブワールドからの脱出

かなり久しぶりに、ネガティブワールドに陥った日があったので、
良い機会と思い、自己観察しました。

ネガティブという言葉のチョイスが適していないかもしれませんが、
≪私のネガティブワールド≫という呼称として受け取っていただければと思います。

スタート地点は、目覚ましより早く鳴った、ショートメール。
キャンセル料の支払い期限の短い文章。

GWに母と娘と3人でホテルを予約していたのですが、
母の体調不良でキャンセルすることになった経緯があります。
キャンセル料はすでに支払っており、
その際のホテルとのやりとりに、イラっとしつつも、
そこは掴まず流した前段階があります。
そして、その支払い期限メールはもう何度も送られてきているのです。

もしかしたら振り込みミスがあったのかもと、
ホテルに電話をかけてもなかなかつながらず、やっとつながったかと思えば
やはり、人間的温かみのない、機械的で冷たさを感じる対応、
しかも長く待たされる時間が何度かあり、
徐々に、腹立たしさが湧きあがってきたわけです。

自己分析をする

同時に、これは良くない心の流れだと思い、
自己分析もスタートします。

トレーニングしてきたので、早めに辿り着きます。
私の怒りは、このホテルの対応そのものではなく、
亡くなった父が入院していた病院を
投影して起きているのだということを。

機械的で温かみのない対応がよく似ていたのです。

死を目の前にしても、
人間の尊厳や配慮をもらえなかったと≪私には≫感じられた
あの悔しさと悲しさ。

一方で医療従事者の人たちの立場もわかるので
やり場なく、飲み込み続けた感情が
投影を起こして顔を出してきたのです。

自己分析できているのに、感情というのはやっかいなものです。
キャンセル料は間違いなく振り込まれていることを確認し、
淡々と電話を切ったものの、心が戻らない。

心の重苦しさと硬さがとれないのです。

自分の心をフォーカシングという手法でイメージしてみると、
心が泥をかぶっていて、茶色がかり、
左側から下の泥に沈みかけているよう。
触るとゴワゴワして固い。

そんな心だからでしょう。

いろいろ良くしてくれるご近所さんに
感謝の気持ちがいつものように湧いてこない。

娘が贈ってくれたお洒落スィーツを、
昨夜は解凍されるのをあんなに楽しみにしていたのに、
心が躍らず、味わうことができない。

テレビで流れてくるニュースに対しても
斜めから見たり、上から見たり。

固くなっているから、感度が低くなっているのでしょう。
泥=ネガティブワールドにつかってしまい、心も傾いているので、
ものの見方もネガティブになってくるのかもしれません。

さらに広がるネガティブワールド

放っておくと、ネガティブワールドがさらにあらゆる方向へ広がります。

ホテルや病院への怒り。
同じような一線の引き方をしているように感じる親族への苛立ちと不安。
その病院にもホテルにも上手く言えなかった自分への苛立ち。
生前の父にもっとできることがあったはずなのにと自分への怒り。
死への怒り。

心が茶色からどんどんグレーがかっていき、
心の周りの空間が暗く冷たく
いつもとは全く違う次元にいるかのようで、

でも、実はこれには馴染みがあり、
数年前までは、時々ここに陥り、
20代30代の頃は夜になると頻繁にここに陥っていたのだと、
ふと気づくのです。

思い返される、心の中での不要な戦い。
母を苦しめた人達に対して、時代に対して、日本の社会に対して、
そして最も多いのは、ダメな自分に対して。

あの頃の心には戻りたくない。ここから脱出したい。
どうやって元に戻るか。

心を戻すためにトライしてみたこと

まず、思いつくことからやってみる。
体の中からキレイにしようと、
夫の畑で収穫されたままになっていた野菜たちで
たっぷりスープをつくり、

こういう時はギブしようと、
娘と息子に宅急便で送り、

バート・へリンガーの洋書を読み・・・

でも、なかなか元に戻らない。

父の死を思い返し、セルフセラピーをして、少し泣いて、

お風呂に入って、
頭をいつも以上にゴシゴシと、ネガティブ思考を出し切るように洗い流し、

ベットに入って、セラピールームでおこなっている
腹式呼吸をロングバージョンでおこない、

外側の声をカットし、内側のみと繋がることをイメージして、

眠りました。

すると、翌朝、
心が戻っていたのです。

軽く、明るく、オープンで弾力性のある感じ。
イメージングしてみると
ゆで卵のようにつるんとした白にもどっていました。

周りもとてもクリアに明るい空気感なのです。

花々の豊かな香りが、身体と心に沁みわたります。


不要な戦いの終了

最近ではこの状態が当たり前になっていて、意識していなかったのですが、
通常の心が、昔に比べものすごく楽になっているのだと再認識しました。
不要な戦いは一切、しなくなっていました。

20年間の学びとトレーニングももちろんですが、

この何ともいえない
心の安定した開かれた感覚は

コンステレーションとの出会いなくしては
得られなかったものだと感じています。

知的なもので固め、傷ついた自分に向き合わないことも、
傷ついた自分を癒すために家族の誰かを批判し切り離すことも、

それをし続けていては、決して得られなかったもの。

心が揉み解され、まあるくシンプルになる

コンステレーションでの体験によって、

自分の域を超えた戦いから引き下がることができ、

傷ついたり苦しかった感情が
代理人や自分のコンステレーションを通して
徐々に昇華されていき、

自分より上の世代の方々や
自分の周りの方々に
思考レベルではなく魂レベルで
自然と頭が下がるような経験を幾度もさせて頂き、

私の心は、どんどん洗われ、刺激され、
揉みほぐされ、温められ、
大きくなっていたサイズが自分サイズに戻り、
まあるくシンプルになってきたようです。

もちろん、50代半ば、まだまだ未熟です。
又あっという間にネガティブワールドに
陥ることもあるでしょう。

でも、開かれたフラットな心の状態が
もう形状記憶されているので、
アレコレやれば、また戻すことができるのです。

心を楽にしていきたい方は
是非共に心を揉みほぐしていきましょう。

あなたのタイミングが来たら、お越しください。


~ご案内~

cocoriseワークショップ
ファミリーコンステレーション
6月21日(土)満席
6月22日(日)残席あり
https://www.cocorise.com/constellation/FamilyConstellations.html

ファミリーコンステレーション
ショートステップワーク
7月12日(土)残席あり
https://www.cocorise.com/constellation/FamilyConstellations.html

心理講座
テーマ
「心をつなぐ聴き方、心が離れる聴き方」
~引き起こしているもの、生み出すもの~
ポイントをしぼっての傾聴lessonとワークです
5月31日(土)
6月7日(土)
https://www.cocorise.com/program/other/psychologyCourse.html

個性類型学講座Ⅱ
5月27日(火)
https://www.cocorise.com/program/other/kosei.html


個人カウンセリング・個人セラピーはいつでも承っております
https://www.cocorise.com/application/


自分とつながる時間

ここ数か月駆け抜けた日々でした。

3月末に息子の大学院の卒業式があり
引っ越しがあり(ほぼ手伝っていませんが)
やっとひと段落です。

息子の卒業は
母の卒業でもあります。

その翌日に、今年は遅咲きのミモザを頂きました。


セラピールームでミモザを眺めながら
そして、心が浄化していくような対話の中で
やっと自分と繋がっていくのを体感しました。

忙しいと、
自分が「今、ここ」にいない状態になります。

そうは言っても、
やるべきことは山盛りにある。

こんな忙しい現代では、
自分を感じることも
相手の気持ちを見ることも
難しくなるのも致し方ないでしょう。

そんな今だからこそ、
1週間に1回、
1か月に1回でも、
積極的に自分を感じ、自分とつながり、自分を取り戻しておくことは
必要だと思うのです。

そうでないと、やるべきことも情報量も多すぎるなかで、
自分を簡単に見失います。

自分の意志と思っていることが
自分の判断と思っていることが
実は、そうではないかもしれない。

親の価値観や
身近な周りの社会の価値観が
「私」とすり替わっているとしたら…

自分がわからなくなることも
正解がわからなくないと感じることも
当たり前に起きていくでしょう。

どうか、自分とつながる時間をつくってください。

もちろんcocoriseでも、そのお手伝いができます。


ミモザの黄色い華やぎが
この「場」での、お越しくださった皆様との歩みを
祝福してくれているかのようで、
幸せな3月の締めくくりでした。

そして、4月が始まりましたね。

cocoriseは、皆様にとってのベストを目指し、
新しい展開もしていきます。




~ワークショップのご案内~

cocoriseファミリーコンステレーション
2025年6月21日(土)・22日(日)





成功の土台づくり

「人生の成功」と聞き、何を思い浮かべるでしょう。
「職業の成功」と聞き、何をイメージするでしょう。

それは、人それぞれ、100名いれば、100の答えがあるはずです。

ただ、その成功が阻まれるとき、うまくいかないとき、
つまづくとき、

鍵となるのは、「母親」との関係性のようです。


人は無自覚に

母親と同じように生きるよう
奥の奥で忠誠を誓っていたりします。

母親に背を向けているとしたら
自分自身に背を向けています。


2025年、cocorise定期心理勉強会では、
人生の成功のための土台づくりを
目指します。


母親と父親との関係性に
向き合い、

自分の求める成功へ
動き始めるように。

愛が流れるべき方向へ流れるように。



4月スタートです。
興味のある方はお越しください。

詳細はここちら



代理人の体験の醍醐味<コンステレーションのご報告>

2月22日、23日に、cocoriseコンステレーション勉強会を開催しました。

取り扱ったテーマは、
「子どもたちとの接し方」
「ハグできない」
「娘とうまくコミュニケーションがとれない」
「夫の実家の問題」
「幸せになってはいけない」
「父親との関係性」
「感情の蓋」
「現実から目をそらしてしまう」

2日間で8本のコンステレーションを行いました。

悩みや課題のその背景を
参加してくださった皆様で協力し合い
紐解いていきます。

本人や、その家族が
思いもよらない苦しみを抱えていること
想像を絶する力で生きぬいてこられたこと

そして、そこには隠された愛があること

表層ではわからない
深層にあるものを現象学的に見ていき
学び合います。

深い視点が持てるということは
財産だと思っています。

今回、
「代理人の醍醐味を知りました。
全ての代理人が私でした」

という、感想を頂きました。

テーマに沿って代理人の協力をお願いしますが、
それら全てが貴重な体験です。

他者の感情を体で感じることで
感情を学び、相手の気持ちに近づくことができますし、

共鳴する感情を感じきることで
自分の中が浄化されることもあるでしょう。

埋もれていた感情を取り戻していくこと、
排除・否定していた自分を再び迎い入れること、
つまり自己統合へ歩みを進めることもできるでしょう。

私の経験では、
苦しみや恐怖の代理体験も
その時の私には必要不可欠で
この上なくありがたいものでしたが、

受け取るものは、その人その人で、
それぞれの段階で、
違ってきます。

プロセスが必要な人も
時間が必要な人もいます。


コンステレーションの体験を、現れてきたものを、
解釈も批評もせず
ただそのまま
受け取って頂ければと思います。

参加してくださった皆様、
本当にありがとうございました。

次回は、6月頃の開催を予定しております。





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