心が不調になるときのひとつに
「バーンアウトシンドローム」(燃え尽き症候群)があります。
理想と熱意をもって意欲的に取り組んできた人が、
燃え尽きたように意欲を失う状態です。
心のエネルギーが枯渇してしまうのです。
心身共に疲弊状態となり、
仕事や周りの人への関心が薄れ、無気力無感情になる、
他者への共感力がなくり、相手に対して冷淡・事務的になる、
仕事や人生における目標や意義を見失い、有能感達成感が減少する、
朝起きられない、体調不良、引きこもりなど
症状は人によって様々で、
最近では、「ひと相手」の職業に多いことが注目されています。
1983年にHochshildが「感情労働(Emotional Labor)」という概念を提唱しており、
医療関係者、教育者、福祉・介護職、心理カウンセラー・セラピスト、
などの対人援助職、
キャビンアテンダント、コールセンターのクレーム対応、
ホテルスタッフ、販売営業職…
これらの職種の人たちは、
仕事の場に適した感情を感じようとする努力によって
情緒的資源が消耗しやすくなるのです。
「ひと相手」で感情管理が必要というなら、
上記職業に留まらず、
社内・外での人間関係、
子育て、親・パートナーへの対応、
ママ友付き合い、近所付き合い等々
多くの人が当てはまるでしょう。
バーンアウトの回復のためには
環境要因、内的要因、両方へのアプローチが
必要とされています。
環境を変える、整えることは大事なセレクトです。
同時に、この機会を人生の切り換えポイントと捉え、
又、バーンアウト予防のためにも、
内的要因、つまりは、
仕事への取り組み方、他者への接し方、見ている方向、
意識無意識的におこなっている自分の在り様
心の葛藤等の背景も含め、複雑な個人内プロセスを
丁寧に紐解いていくことは
後々の人生への助けになるはずです。
個人のプロセスは、ご自身の心の状態に合わせて、
ご自身のペースで進められるのがよいかと考えます。
cocoriseでは、下記のようにセレクト頂けます。
●心の疲弊状態の時点では
◎傾聴カウンセリング
●心の整理の段階
自己認知や自己肯定、自分軸への取り組みは
認知療法や心理テスト、ゲシュタルト療法
◎個人セラピー、心理勉強会
●変容への段階
より深い次元での個人内葛藤の解除や
根底にある自己肯定、
そして大いなる調和へは
ファミリーコンステレーション
◎個人セラピー2セッション、コンステレーション勉強会
必要性を感じられたとき、ピンときたセレクトで
お越しくださいませ。
ご自身で判断が難しい方は遠慮なくご相談ください。
2月のご案内
◎心理勉強会
2025年2月15日(土)
テーマ:認知療法ABCD理論と各種バイヤス
※追加開催のため超少人数予定
詳細はこちら
◎ファミリーコンステレーション勉強会 cocoriseグループワーク
2025年2月22日(土)・23日(日)
10時~18時半
詳細はこちら