ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

私のネガティブワールドからの脱出

かなり久しぶりに、ネガティブワールドに陥った日があったので、
良い機会と思い、自己観察しました。

ネガティブという言葉のチョイスが適していないかもしれませんが、
≪私のネガティブワールド≫という呼称として受け取っていただければと思います。

スタート地点は、目覚ましより早く鳴った、ショートメール。
キャンセル料の支払い期限の短い文章。

GWに母と娘と3人でホテルを予約していたのですが、
母の体調不良でキャンセルすることになった経緯があります。
キャンセル料はすでに支払っており、
その際のホテルとのやりとりに、イラっとしつつも、
そこは掴まず流した前段階があります。
そして、その支払い期限メールはもう何度も送られてきているのです。

もしかしたら振り込みミスがあったのかもと、
ホテルに電話をかけてもなかなかつながらず、やっとつながったかと思えば
やはり、人間的温かみのない、機械的で冷たさを感じる対応、
しかも長く待たされる時間が何度かあり、
徐々に、腹立たしさが湧きあがってきたわけです。

自己分析をする

同時に、これは良くない心の流れだと思い、
自己分析もスタートします。

トレーニングしてきたので、早めに辿り着きます。
私の怒りは、このホテルの対応そのものではなく、
亡くなった父が入院していた病院を
投影して起きているのだということを。

機械的で温かみのない対応がよく似ていたのです。

死を目の前にしても、
人間の尊厳や配慮をもらえなかったと≪私には≫感じられた
あの悔しさと悲しさ。

一方で医療従事者の人たちの立場もわかるので
やり場なく、飲み込み続けた感情が
投影を起こして顔を出してきたのです。

自己分析できているのに、感情というのはやっかいなものです。
キャンセル料は間違いなく振り込まれていることを確認し、
淡々と電話を切ったものの、心が戻らない。

心の重苦しさと硬さがとれないのです。

自分の心をフォーカシングという手法でイメージしてみると、
心が泥をかぶっていて、茶色がかり、
左側から下の泥に沈みかけているよう。
触るとゴワゴワして固い。

そんな心だからでしょう。

いろいろ良くしてくれるご近所さんに
感謝の気持ちがいつものように湧いてこない。

娘が贈ってくれたお洒落スィーツを、
昨夜は解凍されるのをあんなに楽しみにしていたのに、
心が躍らず、味わうことができない。

テレビで流れてくるニュースに対しても
斜めから見たり、上から見たり。

固くなっているから、感度が低くなっているのでしょう。
泥=ネガティブワールドにつかってしまい、心も傾いているので、
ものの見方もネガティブになってくるのかもしれません。

さらに広がるネガティブワールド

放っておくと、ネガティブワールドがさらにあらゆる方向へ広がります。

ホテルや病院への怒り。
同じような一線の引き方をしているように感じる親族への苛立ちと不安。
その病院にもホテルにも上手く言えなかった自分への苛立ち。
生前の父にもっとできることがあったはずなのにと自分への怒り。
死への怒り。

心が茶色からどんどんグレーがかっていき、
心の周りの空間が暗く冷たく
いつもとは全く違う次元にいるかのようで、

でも、実はこれには馴染みがあり、
数年前までは、時々ここに陥り、
20代30代の頃は夜になると頻繁にここに陥っていたのだと、
ふと気づくのです。

思い返される、心の中での不要な戦い。
母を苦しめた人達に対して、時代に対して、日本の社会に対して、
そして最も多いのは、ダメな自分に対して。

あの頃の心には戻りたくない。ここから脱出したい。
どうやって元に戻るか。

心を戻すためにトライしてみたこと

まず、思いつくことからやってみる。
体の中からキレイにしようと、
夫の畑で収穫されたままになっていた野菜たちで
たっぷりスープをつくり、

こういう時はギブしようと、
娘と息子に宅急便で送り、

バート・へリンガーの洋書を読み・・・

でも、なかなか元に戻らない。

父の死を思い返し、セルフセラピーをして、少し泣いて、

お風呂に入って、
頭をいつも以上にゴシゴシと、ネガティブ思考を出し切るように洗い流し、

ベットに入って、セラピールームでおこなっている
腹式呼吸をロングバージョンでおこない、

外側の声をカットし、内側のみと繋がることをイメージして、

眠りました。

すると、翌朝、
心が戻っていたのです。

軽く、明るく、オープンで弾力性のある感じ。
イメージングしてみると
ゆで卵のようにつるんとした白にもどっていました。

周りもとてもクリアに明るい空気感なのです。

花々の豊かな香りが、身体と心に沁みわたります。


不要な戦いの終了

最近ではこの状態が当たり前になっていて、意識していなかったのですが、
通常の心が、昔に比べものすごく楽になっているのだと再認識しました。
不要な戦いは一切、しなくなっていました。

20年間の学びとトレーニングももちろんですが、

この何ともいえない
心の安定した開かれた感覚は

コンステレーションとの出会いなくしては
得られなかったものだと感じています。

知的なもので固め、傷ついた自分に向き合わないことも、
傷ついた自分を癒すために家族の誰かを批判し切り離すことも、

それをし続けていては、決して得られなかったもの。

心が揉み解され、まあるくシンプルになる

コンステレーションでの体験によって、

自分の域を超えた戦いから引き下がることができ、

傷ついたり苦しかった感情が
代理人や自分のコンステレーションを通して
徐々に昇華されていき、

自分より上の世代の方々や
自分の周りの方々に
思考レベルではなく魂レベルで
自然と頭が下がるような経験を幾度もさせて頂き、

私の心は、どんどん洗われ、刺激され、
揉みほぐされ、温められ、
大きくなっていたサイズが自分サイズに戻り、
まあるくシンプルになってきたようです。

もちろん、50代半ば、まだまだ未熟です。
又あっという間にネガティブワールドに
陥ることもあるでしょう。

でも、開かれたフラットな心の状態が
もう形状記憶されているので、
アレコレやれば、また戻すことができるのです。

心を楽にしていきたい方は
是非共に心を揉みほぐしていきましょう。

あなたのタイミングが来たら、お越しください。


~ご案内~

cocoriseワークショップ
ファミリーコンステレーション
6月21日(土)満席
6月22日(日)残席あり
https://www.cocorise.com/constellation/FamilyConstellations.html

ファミリーコンステレーション
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7月12日(土)残席あり
https://www.cocorise.com/constellation/FamilyConstellations.html

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~引き起こしているもの、生み出すもの~
ポイントをしぼっての傾聴lessonとワークです
5月31日(土)
6月7日(土)
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5月27日(火)
https://www.cocorise.com/program/other/kosei.html


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