
2つ前のblog「ミミちゃんの痛み」の続きです。
あのblogは書き始めてからアップするまで1週間ほどかかっていました。
その間、ほぼ毎日のように、ミミちゃんと会っていました。
ポムはミミちゃんの傷を舐め続け、
私もさりげなく共同注視を試みていました。
そして、あのblogをアップして、皆さんにシェアした翌日のこと。
ミミちゃんとおばあちゃんの姿に驚きました。
おばあちゃんがミミちゃんの後ろにいるのです。
おばあちゃんが、ミミちゃんを見ているのです。
これまであまり見たことのない光景。
ミミちゃんはいつもおばあちゃんの後ろを、
引きずられるように歩いていたから。
「おはようございます」と声掛けすると
おばあちゃんがさっそく
「昨夜、娘家族が遊びに来てね、
ミミが歩かないのは、足が痛いせいじゃないかって言ったんよね」
そう言いながら、ミミちゃんを抱っこして肉球を見せてくれました。
「赤くなっとるって」
見ると、なんと
肉球が赤くなっているだけではなく
切り傷が前足両方の肉球にいくつかありました。
ふたつは、すでに小さな穴になっています。
「ほんと、これは痛そうですよね。
傷がいくつもありますね」
「え?傷?あれ!本当だ。
足をいっつも舐めとったのは、傷があったからかね。
私が引っ張るからやろうね」
「もう、おしっこもうんちもしたらから、
もう帰ろう」
そう言って、ミミちゃんを抱っこしたまま
おばあちゃんは散歩を切り上げ帰っていきました。
私は、コンステレーション的展開の速さに少し驚きつつ
おばあちゃんのミミちゃんへの愛を感じながら
見送りました。
コンステレーションでは
「皆で見る」ことに意味があると言われています。
そうしていくことで
不思議ですが、展開されていくことがあります。
変化が起きることがあります。
ミミちゃんの傷をおばあちゃんと共に見て、
それから、blogを通して、共にミミちゃんの
傷を見てくださった人たちもいて、
すると、すごいタイミングで
おばあちゃんの遠くに住むご家族も
ミミちゃんの傷を見てくれて、
隠れていた傷がさらに明かされていく。
やっと肉球の傷も見てもらうことができて、
再度「引っ張ること」に焦点が戻り、
おばあちゃんの心と習慣の変化が起きる(かもしれない)。
見えている痛みだけではなく、
そのほかの痛みが開かれていく。
ミミちゃんが歩かない理由も、
そのうち、きっと。
一歩一歩、ですね。
何にせよ、よかったね、ミミちゃん。
blogを通して、一緒にミミちゃんの傷を見て下さった皆様
ありがとうございます。
ポムは、毎日張り切っていたのに
今日はミミちゃんを舐めることができず、
追いかけたのに叶わず、
悲しそうにとぼとぼと帰り、
ふて寝してました。
ポム、いい仕事してるよ!
お疲れ様!