ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

あるがままじゃ、ダメなの?

「傾聴」をテーマにした、心理講座を開催しています。

人の話を聴くというのは、実は難しいのです。
多くの人は、途中で自分がしゃべってしまいます。

アドバイスしたり、
自分の意見を伝えたり、
先回りして注意したり.......

そんな日々の日常会話のリアルなやりとりを
再現して、相手の立場を体感してもらうワークでは、

「とがめられているように感じで、つらかった。
私は全くとがめているつもりはなかったのに」

「言っても動かないのは、反抗的な感じだと思っていたけど、
実際は、やる気がそぎ落とされていく感じだった」

「心臓がドキドキしていた」

「おなかがズーンとなった」

「攻撃されている気分だった」

「冷たくて、寂しい感じがした」

等など…

まさか自分の言葉に対して受け取る側が
こんなふうに感じているなんてと、
誰もが、驚いていました。

特別にひどい言葉ではなく
ありふれた言葉の数々です。

だからこそ、全く「そんなつもりはなかった」のです。

ただ、子どものこと、パートナーのこと、
家族のことを思い、
良かれと思って
出来る限りのことを伝えたいと思って
先々のために注意しておきたいと思っての
言葉なのに、

その普段の言い方が
そのトーンが
その内容が
言葉数が

鋭く厳しく突き刺すように、
相手の身体を貫いているかもしれません。

疲れさせているかもしれません。

混乱させているかもしれません。

生きる力を奪っているかもしれません。


ファミリーコンステレーションのワークで
子どもの代理人をした人が、

「あるがままでいられないことって、
こんなにも苦しいんだと
絶望的なほど苦しいんだと
体感させてもらった」

と、シェアしてくれました。

親は、あるがままでいるなと
言っているつもりはないはずです。

最大限のよかれと思ったことをしているし、
言っているのです。

しかし、
伝えている言葉の奥に、
そこに自分の理想への執着があるとしたら…
自分の不安を取り除くためだとしたら…


「あるがままでいるな」

という、無自覚な裏メッセージが
送られているかもしれません。


自己への執着から離れているか
自分の不安は自分で対処しているか
相手の気持ちを尊重しているか
その人(子)の中にある可能性を信じているか

時折、自分に問うてみると良いかもしれません。

否定形のエネルギーではなく、
本来誰もに備わっているあるがままの愛が
軽やかにシンプルに流れていきますように。


過去blog
「ミミちゃんの痛み」が
関係性のヒントになるといいなと
思っております。
さらに追記しました↓



追記:
過去blogのミミちゃんですが、
最近では、おばあちゃんがミミちゃんを見て
時には立ち止まって「どっち行く?」と会話しながら、
ゆっくりゆっくり歩いています。
ミミちゃんは尻尾がくるんと上に上がって
これまでとは違う嬉しそうな歩き方をしています。
今まで尻尾が垂れている姿しか見たことがなかったので
まるで違う犬種に見えるほど。背も高くなったかのよう。
おばあちゃんが変われば、ミミちゃんが変わる。
年齢は関係ない変容の可能性を見せて頂いています。


~ご案内~

◇心理講座「傾聴」
8月3日(日)
10時~15時半

◇コンステレーション振り返り勉強会
8月5日(火)
8月30日(土)
8月31日(日)
9月14日(日)

◇個性類型学Ⅰ
9月6日(土)

◇個性類型学Ⅱ
9月27日(土)or28日(日)

◇心理講座
論理療法「自己への執着・ビリーフの書き換え」
9月17日(水)
9月20日(土)

◇cocoriseファミリーコンステレーション
10月11日(土)・12日(日)

◇個人カウンセリング・個人セラピー9月限定の2周年感謝価格はこちら


詳細はHPのメニューページから各ページへ
https://www.cocorise.com/program/
※ファミリーコンステレーションのみ、
お申込み開始は8月26日とさせて頂きます。


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