ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

その価値観・知覚は、あなたのものですか?

M君が、初めて森の中に入り、大きな木々や、鳥、虫たちに初めて出逢い、驚いています。
母親が「M君!見て!緑がキレイね!木が大きいね」と、M君に言います。
すると、M君は、ただ見る、ただ感じる、ということが遮られ、言葉に注意を向けなければならなくなります。
その瞬間、そこに存在するものたちと関わることによって生まれる感情や知覚が、母親の価値判断に取って代わられるのです。

一般的な日常のやり取りの中で、子どもは徐々に方向づけられ、色付けされるものです。

その家族が何を信じ、何に価値を置き、どんな習慣があるか、それがどんなものでも、子どもはそのグループに所属するために、それを良いものとして普通に吸収します。

家族だけではなく、所属するグループの中には、必ずそれぞれの信条・基準があるので、所属するために自分の中に取り込みます。

無意識に外部からの定義づけや権威に従うことになるため、自分の感情や知覚を信頼することができなくなるのです。

発達段階(思春期)で、それを打ち破っていけると良いのですが、いい子のままだと大量なビリーフ(思い込み・信条)を自分と一体化させていきます。

ほんの一例として

ルールを守らなければならない
優秀であるべきだ
品行方正であるべきだ
迷惑をかけてはならない
恥になる行為をしてはならない
期待に応えなければならない
人に嫌われてならない
健康でなければならない
世間は怖い場所である
汚いものにさわってはいけない
美しくあるべきだ
失敗してはいけない
学校に行くべきだ
休んではならない
傷付いてはいけない
泣いてはいけない
男(女)は信用してはいけない
女(男)らしくあってはならない
部屋をキレイにすべきだ
負けてはならない
幸せになってはいけない
・・・・

所属するグループの信条を守ることは、絆を強め、所属が保障され、期待に応えることができ、潔白感に満たされますが、それは真実へ導くものではなく、逆に善悪の分別を失わせることがあります。

思考ではそうでないとしつつ、無意識に内なる部分で確固たる信条にしている場合が多々あります。そこに気づき、打ち勝つことができなければ、周囲(弱い立場の、特に子どもたち)が重荷を背負っていくのです。

一体化してしまったビリーフにまずは気づき、自分のあるがままの知覚・感覚を取り戻していくことは、自分を生きる第一歩になります。

私は今、白色の紫陽花アナベルに心が奪われています。
見ていると、心が弾むのです。
庭から摘んできては、家の中のいろいろな場所に飾っています。

ビリーフの洗い出しと共に、
自分の「今ここ」の感覚を発見していくこともおすすめです。


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