ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

消えた怒りの再登場

父が亡くなって、1年が経ちました。

まだ時々、思い出すと胸が詰まることがありますが
コンステレーションのおかげで
父の死はだいぶ受け入れることができたと思っています。

残された母の心の状態は
予想よりはるかに良いのですが
なかなか難しいものもあるというのが
実感です。

1年前、急に父が入院し、
私が愛知に通った5か月間。

母といろいろ話し、
共に歩んでいたとき、

母の長年の怒りが昇華していった場に立ち会い
感動を覚えました。
母と2人で泣いた、貴重な時間でした。

なのに、今回お盆で帰省すると

また、昔の怒りがぶり返してきていたのです。

きっかけは、近所の人たちや知り合いの
愚痴エピソード。

実家はお店なので普段から
いろんな人が来訪します。

さらには、
父が亡くなった後、
ご縁ある人たちが次々と訪れてくれたそうで
何度もお越し下さる人も多く

そこで
嫁や息子、家族、親族の愚痴を多く聞き

母も、日々の愚痴を負けずと話して

よくある愚痴大会でしょう。

話すことはストレス発散になるし
とても大事なことです。

ただ、気を付けないと
共感は時に
火に油を注ぎ合うことがあります。

その残り火が、常日頃抑え込んでいる
家族間のストレスに燃え移り
さらには夜ひとりになってから
消したはずの過去の怒りにまで
引火するに至ったようです。

長年抱えてきたものなので
自動的着火はたやすいのでしょう。

私が母に、1年前の話をすると

「みんなの聞き役やっていると
お母さんも自分で自分がわからなくなる」

と、やっと客観視していました。


清らかな水の美しさ心地よさに
感動して泣いていたはずなのに
ほっとしたはずなのに

押し寄せる炎や濁流にあっという間に
飲み込まれてしまう

それが社会と繋がっている
致し方ない日常なのかもしれません。

だからこそ、
ただ流されるのではなく

まずは、そこから顔を出して
清らかな空気を吸う。

次にそこから
抜け出し、岩や岸にのぼる。

勢いは相当で
あっという間の出来事で
難しいかもしれないのですが
気づいて自らの意志で上がるしかないのです。

そのお手伝いはできます。

そして、どうか、
自分自身が火を付けたり
濁流を起こさないように。

清らかな穏やかな水を湛えていく

我慢ではなく
should(~べき)でもなく

自然とそう在る心でいられるように
意志を自在に使えるように

炎も濁流も
広い海では
無となるでしょう


私自身、精進しつつ
cocoriseの心理勉強会を定期的におこなっていきます。



<8月の心理勉強会>
べき思考・信念体系/受け取る与えるバランス 等

●平日クラス
8月28日(水)10時~15時45分
(短めのランチ休憩あり)

●休日クラス
8月31日(土)10時~16時
(ランチ休憩あり)

詳細はこちら


※9月の心理勉強会日程も決まりました

●平日クラス
9月18日(水) 10時~15時45分
●休日クラス
9月14日(土) 10時~16時


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