ココリセ|北九州のセラピー&カウンセリング

繋いでもらった命

きっかけは、
ある場所に行くたびに、その夜、
右首と右肩が痛くなると気づいたこと。

いい天気なのに、身体が冷えてきて、
風邪でもアレルギーでもないのに、咳込む。

その場が、良くないとかでは決してないのです。

ただ、私に気づくべきことがあるのだと、
大事なサインが送られてきているのだと、
私は解釈しています。

その場は、戦時中、陸軍部隊が設置されていたすぐそば。

そんな時は、不思議と連想ゲームのように、
必要なキーワードが偶然目の前に現れ、

ある瞬間、ハッと、浮かんできたのが、

愛知にある
母の叔父の
大きな大きなお墓。

名前の上に
名前以上の強さで刻まれていた
陸軍騎兵上等兵
の文字

母は、叔父に会ったことはないため、
詳しいことは何も知らず、
私はお顔の写真すら見た覚えもなく、

ただ、記念碑並みに特別感のある大きなお墓は、
お寺の入り口のとても目立つ場所にあるので、
そこを通るたびに、手を合わせていました。

戦争に行ってくださったご先祖様。
忘れないために、
以前写真を撮らせて頂いていたのですが、

その写真を探して、携帯画面に出してみた瞬間、
涙が勝手に溢れ出しました。

思考で何かを考えていたわけではないのに、
ただただ、胸が波打ち、
涙が流れ続けたのです。
さらには咳込んで、止まりません。

ただ起きることに身をまかせていると、
やっと理解につながったのです。

私の命は、母の叔父のおかげで、
ここにあるのだと。


戦時中、母の父は、
長男だったので家に残り、
代わりに次男の叔父が入隊し、戦争に行ったそうです。

もし、母の叔父ではなく、母の父が戦争に行っていたら、
昭和18年生まれの母は生まれていなかったでしょう。

叔父が代わりに戦争に行ってくれたおかげで、
母が生まれた。
そして、だからこそ、私も生まれた。

その場合、コンステレーションでは、
母の叔父は家族体系の重要な一員であるのに、
私にはその認識と敬意が欠けていたのです。

そして、このお墓には、
他の方のお名前も刻まれており、

母の叔父だけではなく、
多くの人が共に戦死されていることも
教えてくれています。

本当に多くの人たちのおかげで、

私は、
私たちは、
存在しているのだと。

だからこそ、
自分の命を軽んじているとしたら、

誰かの命を軽んじているとしたら、

自分のことだけ、
我が子のことだけ、
自分の家のことだけしか、
見ていないとしたら、

社会の中での損得ばかり
考えているとしたら、

日本のために命をかけて戦ってくださった皆様に
顔向けできないことなのだと、

そんな当たり前のことに
魂がやっと気づいたかのように、
泣きました。

母の叔父は愛知の陸軍でしたが、
軍都だった北九州はもちろん、
日本全国各地で、多くのご先祖様が
命をつないでくださったのは明らかです。

わかっているようで、わかっていなかったこと。
見ているようで、見ていなかったこと。

言葉では表せない感情をただ涙で流して、
ただただ、頭を下げ…

セルフコンステレーション


教科書的な頭での理解ではなく、
魂の底から、感じることができているのは、

ファミリーコンステレーションのワークの体験と
学びのおかげです。

死ぬまでに大事なことに気づくことができて
本当によかったと、心底思います。

最近、ポムが急に年老いてきたようで心配で、
父の闘病していた時期とも重なり、
憂いと切なさが日々を覆っている感じでしたが、

大いなる命の流れを感じると、
それらも溶けていきます。

気づけば呼吸が入り、
右首と右肩が少し楽になっているのも不思議です。



<cocoriseコンステレーション勉強会>

6月8日(土)・9日(日)
残席各4席


<はじめての方のコンステレーション説明&体験会>

5月19日(日)
13時~16時




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